6年前のこと

 

大切な家族だから
気持ちよくすごしてほしい!

年をとっても、
病気になっても、

そのひとらしくいきいきと、

自信を持って、

自由に、
のんびり家ですごしてほしい!

そのためにできるかぎり、

手伝っていきたい!支えていきたい!
ずっと、そう思って頑張ってきた。

でも

毎日の生活は

きれいごとでは

すまされないことでいっぱい!

 

トレイの手伝い。

汚れた下着や服。

 

オムツや

紙パンツ、パットの片付け。

 

健康を保つためには

大切なケアだとわかっている!

 

でも、

うんちやおしっこの後片付けに

慣れるってことなんて、ない。

 

 

介護ははじまった直後は

「これぐらい、どうってことない」って思っていた。

 

でも、

だんだんと辛くなってきた。

どんどんしんどくなっていった。

今までできていたことのすべてが

イヤになっていく。

 

部屋には

汚れた服や下着がいっぱい!

 

汚れたままのトイレ。

廊下。

 

じゅうたんもドロドロ。

 

自分の服にも

手にも
汚物がついているって気づいて

 

「もう動かないで!それ以上汚さないで!」

思わず叫んでた。

 

片付けても

片付けても

臭いがとれなくて。

 

自分自身にも

臭いがついている気がして

声にならない声で叫んでた。

 

もうイヤ!!!

なにもかもイヤ!!!!!

家族を守りたくてがんばってきたのに

毎日、

家族をどなってばっかり。

 

がんばってるのに。

がんばってきたのに、

状況はなにもかわらない。

 

それどころか

どんどん悪くなっていく。

 

どうしてわたしばっかり??

 

 

先が見えない。

 

明日が見えない。

これからどうなってしまうの???

 

6年前、
母が寝たきりになり、
自宅に戻ってきたころのわたしの気持ちです。

 

大変!でも人に言えなかった

 

当時、

母はひどい便秘状態でした。

そのため、

主治医と
訪問看護さんに相談しながら
薬の調整をしてもらっていました。

 

でも、

下剤を使っても、
浣腸をしても、
20日間排便がなかったことも!!!

 

そして、
20日間でなかったものが

出ると、

大ハプニング!

服どころか

布団一式ダメになったこともありました。

 

汚れ物を洗濯するのも大変!

どれだけ洗っても

臭いが取れない!

洗濯物の

臭いを確かめて
うんざりする日々でした。
でも、
この辛さを誰にも話せなかった。

 

トイレ介助が辛いことも、

汚物の処理がイヤだってことも。

そんなこと、
人に話したら、

母を辱めるように感じた。

母の汚物の処理がイヤだ!って感じるのが

なんだか
自分が冷たい人間のような気がして

「嫌だ!!」

この気持ちを誰にも言えなかった。

言えないまま、
悶々としていたことを思い出します。

 

 

同僚の「あるある!うちもそう!」
この言葉に救われた

 

この悶々から脱出できはのは

 

職場同僚に思わず

「トイレの介助が大変なんだー。辛いんだ」

って愚痴を言えたときでした。

 

家中、うんちの臭いで

いっぱいになる!って。

 

それを聞いて

静かにうなづいてくれていた同僚は、

 

「うん。あるある」って

 

とっても普通に言ってくれたのです。

 

 

「うちのチビも1歳ちょっとやん?
比べちゃいけないかもしれないけど、我が家のあるある!の一つやわ~。

 

チョコボールだと思って拾ったら、
チビのブツだったってこと、ふつーにある!!!

洗濯もさー、
指にも、爪にも入りこんでさ~。
やんなるよね!

うんちではじまり、

うんちで終わる一日、わかる!!!!」って。

 

この言葉を聞いて、

うんちネタを話してもいいんや〜。
笑ってもええんやーって

許可もらえた気がして
ずいぶん気持ちが楽になりました。

 

大変さをわかってほしい!
でも、家族を辱めるような気がして言えない

 

介護のこと。
特に排泄に関しては

人に話すことではない、と感じたり、

家族の名誉を傷つける気がして

言えないですよね。

でも、

生きてれば

うんちもおしっこも出るわけで。
そして

身体や心に、
なんらかの不自由さが出てくると

問題になりやすいのが

 

うんちと

おしっこのこと!!

そして

家族がひとりでトイレに行けなくなったり、
失敗することを見るのが
辛いと感じる。

「しっかりしてよ!」って

動けない母に、
わたしは何度叫んだかわからない。

叫ぶことは、いいことではないけれど
大切なひとだから、最後まで元気でいてほしい。

最後までしっかりしていてほしい。

そう思うのは自然なことだと思う。
そして、悲しのも、当然の気持ちだと思う。

 

それと同時に、

 

病気や、
加齢によって

 

トイレの失敗が増えたり、

後片付けが上手にできなくなるのも自然なこと。
そして、

わたしたちは、
”その自然な変化”に対して

何もできないことが多くて、

「がんばってもどうしようもない」

それが
辛い気持ちをより深く感じさせる要因だと感じています。

 

イヤだ!汚い!って思うのは、
あなたが冷たいからじゃない

排泄に関する介護もケアも

とっても難しい!

慣れるまで、時間がかかるし、
介護の手順に慣れても、
臭いや汚れが平気になるわけじゃない。

 

その上、
日々の介護疲れが積み重なって、

キタナイ!
もうイヤ!
したくない!!!

そう感じるのも当然だと思う。

 

もし、

トイレ、排泄介助が

イヤだって感じる事で

「こんなこと、思うわたしって冷たい!」

「未熟だ!」

そう、

自分を責めていらっしゃるとしたら
自分のことを責める必要なんて、何一つないですから!

 

大変ですよ!
辛いですよ!

イヤだって感じて、当然ですよ!!

そしてね、
排泄介助、ケアをすることを

イヤだって感じることは

 

家族への愛が

足りないからじゃないですからね~!!!

疲れて余裕がないときなら、なおさら!

 

「イヤだって感じるのは自然なこと!」です。

 

介護をイヤだと思っていい!
辞めてもいい!と認めてあげると、、、

もし、
トイレ、排泄介助だけでなく

介護、ケアがイヤだ!もうしたくない!!!

そう感じるときがあれば、

自分を責める代わりに、

よくがんばってるよ!

イヤだって思っていいよ!

何にも悪くないよ!

 

そう、ご自身に
優しく声をかけてあげてくださいネ。

「イヤだ!!」って思っていいって

自分に許可できると、

イライラと
いやいや感がぐーーーーーんと減るんです。

脳は、
「●×しちゃだめ!」っ思えば思うほど、余計にストレスがかかるから。

「●×してもいい」って許可したら
嘘のようにイライラと疲れが減るんです。

イヤだ!
したくない!気持ちを認めちゃったら、

 

介護放棄しちゃいそうで怖い!

そう感じるかもしれません。

でも大丈夫!

安心してくださいー!

 

素直な気持ちをあるがまま、OK出せたら
イライラがどんどん減っていきます。

イヤだ!と感じたら
イヤだと感じるよねー。

がんばったよねー。
そう思って当然だよ!

自分へ声をかけてあげることを
試してみてくださいね。

わきあがる
自分の気持ちをあるがまま”よりそう”こと。

1分でいいんです。

「イヤだと思うこと、あるよあるある!」

家族のことを優先して、

いつも置き去りにしている自分の心に
寄り添う時間を作ってみてくださいね。