「介護に疲れた時に、心が軽くなるヒント」介護者メンタルケア協会

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介護をしていることで、自分の人生をあきらめないで!

目が覚めた瞬間から、家事と介護。
夜も、家族の変化に対応しなければならない。
眠れないまま、また朝が来て、鏡を見る余裕もなく出勤。

家族を大切にしたくて介護をはじめたのに、毎日怒鳴ってばかり。
「これからどうなるの?」
「どうしたらいいの?」

5年前のわたしは、
声を上げずに泣く毎日でした。

 

介護で”自分の時間”すべてがなくなった!

重度の身体障害の母、
認知症の祖母、
知的障害の弟、家族3人の介護をしながら、
病院で理学療法士として仕事をしていたころ。

父は20年前に他界。
姉は結婚して、家庭がある。
姉には、迷惑をかけられない。

母たちを守るのは、”わたし”しかいない。
そう思い込んでいました。

自分の食事はたったまま。
トイレにいくこともがまんして、家族の介護を優先。
デートも介護を理由に途中で帰り、
自分の時間よりも家族の時間を優先していました。

 

無意識に自分を追いつめていった日々

当時のわたしは
「相談するのは甘え!」
「仕事と介護を両立できないのは、自分がダメだから」

無意識のうちに、
自分で自分を責める毎日でした。

誰にも相談きずに、
身体も心もいっぱいっぱい。

仕事を辞めてしまおうか?

でも、
家族で仕事をしているのはわたしだけ。
仕事を辞めるわけにはいかない。

でも、
もうがんばれない。

「死んだら楽になれるかも、、、、」

ふとした瞬間に、
何度そう思ったかわかりません。

 

救ってくれたのは、上司の言葉

遅刻が増え、
仕事にも支障をきたすようになったわたしに、

上司は厳しく、
でもあたたかな言葉をかけてくれました。
「こんないい加減な状態をいつまでも続けてはいけない!」

「どう大変なのか?どんな助けがいるのか?
言葉にしてもらえなければ、どう助けていいのかがわからないんだ」

「もっと周囲のひとを信頼してほしい。
もっと頼ってほしい!あなたが守りたい家族のためにも!」

この出来事をきっかけに、

周りのひとに相談すること、
介護が楽になる物、
サービスを利用を増やすことができました。

そして、
自分の時間を取り戻し、
介護と仕事、
プライベートの両立がとれるようになりました。

 

ひとりで苦しんでいるのは、わたしだけじゃなかった!

介護疲れ、燃えつきた体験、
周囲に助けられたことをブログに書くと、

「もうがんばれない。でも誰にも相談できない」

家族を介護されているたくさんの声が届きました。
「介護を理由に、彼と別れました」

「休むことが多くなって。
みんなに迷惑をかけると思って、会社を辞めてしまいました」

「介護できないほど、体が疲れてるんです。
でも、家族は介護サービスを利用を拒否していて、
わたしががんばるしかないんです」

そして、
かつてのわたしと同じように

「わたしががんばらなきゃ!」

「相談するのは甘え!」

「仕事と介護を両立できないのは、自分がダメだから」

自分を責める言葉を聞いて、
ショックでした。

自分と同じように、

介護を理由に
恋も仕事も、
自分の人生すべてをあきらめないといけない!

そう感じて、
悩んでいる人がこんなにもいる!

そして、
「助けて!」を
言えずにひとりで苦しんでいる方が大勢いる!

でも、
周囲には、この声が届いていない!!!

 

介護を理由に仕事を辞める人は、年間10万人!その裏にあるもの

介護を理由に、
仕事を辞める人は、年間10万人以上!

介護をしながら仕事をしている人の7割が、
介護を理由にした離職や勤務形態を変えた経験がある。

けれども、

介護をしながら仕事をしている人の多くが、

「プライベートなことは、会社に相談できない」

「キャリアに影響が出るんじゃないか?不安で相談できない」

さまざまな理由から、
職場に相談しないまま介護をしている状態、
”隠れ介護”を続けている人の存在。

そして

介護を理由に
仕事を辞めたひとの多くが

職場に介護の悩みを相談しないまま辞めている。

つまり、
周囲のひとを頼る前に、仕事を辞めている現実があるのです。

 

この事実を知ったときに、思いました。

家族介護者の本当の声を、
もっともっと、社会に届けなければならない!

そして、
家族介護者自身も
周囲に自分の気持ちを伝えていかなけれがならない!

助けてもらうことを待つのではなく、

わたしたち、
家族介護者自身が
行動しなければ何も始まらない!

この思いから、

介護体験を語る講演会、

そして
家族介護者の方々へのメンタルケア、
サポート活動をはじめました。

 

介護に関する事件は、頼れなかったことから起こっている!

衰弱死した母親を、
スーツケースに入れてびわ湖に遺棄した事件。

■ 衝撃事件の深層 (産経WEST 2015年9月5日)
「介護ができない」と噂されたくなかった娘の見栄、断罪
http://www.sankei.com/west/news/150805/wst1508050003-n1.html

薬剤師として病院に勤めながら、
施設に入居する父、
ほぼ寝たきりの母の介護をひとりで続けてきた女性。

介護と仕事の両立に行きづまるなか、

「家族の介護は、家族がするのがよし」とする地域性で暮らしてきた彼女。

「すぐに病院に入れると思われたくなかった」

「ちゃんと介護できないことを、知られたくなかった」

そう感じて、

人やサービスに
“任せることができなかった”結果、起こった事件。

誰にも相談できないまま、
自分が限界まで追い詰められていることに気づけないまま
自分を見失っていったのではないか?

そう思えてならないのです。

 

■「介護ができない」と噂されたくなかった娘の見栄、断罪
http://www.sankei.com/west/news/150805/wst1508050003-n1.html

裁判の判決文では
「自分の保身のためにとった、
自己中心的で身勝手な犯行」との言葉が並んでいます。

確かに、
彼女のとった行動は
許されるものではありません。

けれども、
わたし自身、
介護をひとりで抱え込み、
苦しんだからこそ、思うのです。

「ちゃんとできないのは、あなたのせいじゃないよ」
この言葉を、
ひとりで悩んでいた当時の彼女に届けたかった、と。

「クタクタで、
もう動けない!って思うことあるよね〜」

「家族を介護してたら、家んなか、散らかっちゃうよね〜」

「食事の支度も、時間がかかるし、
手間暇かけたわりに、食べてくれなかったり!本当ツライ!」

「もうしたくない!逃げ出したい!毎日、そう思うよ〜」

「あるよ、あるよ、そういうとき、ある!」

「あなただけじゃないよ。みんな、同じだよ」

家族の介護を経験した人なら
誰でも感じたことがある

これらの言葉が

ひとりで抱え込んでいた当時の彼女に
もし届いていたとしたら

この事件は防げたかもしれない。

今、
そう感じています。

自分でも限界に来ていることが気づくことができない!

体が重たい。動けない。

わけもなく泣けてくる。

ささいなことで
家族に大きな声で怒鳴ってしまう。
”この状態にありながら”

まだがんばれる!
大丈夫!!

もっとがんばらなきゃ!と感じていた時期がありました。

当時を振り返って感じていることは、

『自分が限界にきていたことを
自分では気づくことができなかった』

この経験から、
介護にまつわる事件、事故は、

介護者本人も気づけないまま、
追いつめられた結果生まれるのではないか?

そう感じています。

介護事件は個人の問題ではなく、社会の問題

介護にまつわる事件が起こるたび、
さまざまな意見が飛び交います。

「介護ができない」と噂されたくなかった娘の見栄、断罪
http://www.sankei.com/west/news/150805/wst1508050003-n1.html

今回の事件の報道後も、

「人ごとじゃない!」

「家族介護者のサポートが必要だ!」

彼女を擁護する声と

「身勝手だ!」

「医療従事者として仕事をしていたのだから、
医療、介護の知識はあったはず!罪は重い!」

非難する声の両方がありました。
さまざまな意見があって、当然のことです。

この事件の判決は、
「自分の保身ゆえの身勝手な犯行」とされ、
「実刑」が下されました。

確かに、
彼女の行動はけして許されるものではありません。

でも、
疑問が残るのです。

彼女を実刑にすること
罰することで、
問題は解決するのでしょうか?

大切なことは、
このような事件が
二度と起こさないための対策を考えることではないでしょか?
介護、医療の知識や情報、
そして、サービスを利用するためのお金はあった。

でも、”心”の抵抗から
周囲の人、サービスの利用ができなかった事件。
介護する人たちの環境は様々です。

状況もそれぞれ異なります。

ただ、共通することがあるんです。

それは、
”心の抵抗”から、
周囲に助けを求めらえずにいること!

●家族のことは家族がして当然

●他の家族には迷惑をかけられない

●仕事に影響するから、職場に相談できない

さまざまな気持ちを抱えながら

誰にも相談できない!と抱え込んでしまっている現実。
誰にも相談できない。

そう感じてて悩んでいる方々に
どんなサポートができるのか?

その対策が、求めらえているのだと感じています。

二度と、
このような悲劇が繰り返されないためには

彼女を非難、罰する代わりに
わたしたちは何ができるのか?

そのことを考えたいのです。
介護殺人、事件の報道が後を絶たない今。

この事件を、
個人の問題にしてはいけない!
 
社会全体の問題としてみなければならない!

そう強く、感じています、

 

身体と心が届けてくれている”サイン”に耳を傾けて!

介護殺人、
心中事件につながったケースの多くが、

身体の不調、
眠れないなど、
介護うつ状態にあったとされています。

「もうできない」と感じながら

「でも、自分がするしかない」と

自分の身体と心を置き去りにして、
がんばりすぎた結果の事件が起こっています。

「寝ても、寝ても、体がだるい」

「いままで普通にできていた介護がイヤだと感じる」

「ささいなことでもイライラする。怒鳴ってしまう」

心と体がいっぱいいっぱいの状態であることを
メッセージで届けてくださる方の多くが、

「わたしはダメになってしまった」

そう言って、自分を責めておられるのです。


でも、違う!
あなたがダメになったからではない!

動けなくなっり、
イライラしたり、

怒鳴ったり、
突然泣けてくるのは

あなたがダメになったからではない!
身体と心が

「もう限界だよ!」

「もう休もうよ!」そう教えてくれている!

がんばりすぎて
自分を置き去りにしてきた私たちに

「もうがんばらなくていいよ」

そのことを教えてくれているサインなのです。
あなたが今、

●今までできてきたことが、できなくなってきた。

●介護をするのがおっくうに感じる。イヤだと感じる。

●体が重だるい

●ささいなことで、家族を怒鳴ってしまう

●突然泣けてくる

この状態を感じているとしたら、

ピンチではなくチャンス!


もう、休んでいいよ!

人に相談してみよう!

頼ってみよう!

身体と心が
届けてくれている声に耳を傾けて、

自分の心と身体に目を向ける、

大切にするチャンスの時です!

 

 相談すること、頼ることは甘えじゃない!!

「でも、介護ができるのは自分しかいない」

「頼ることは甘えじゃないか?」

「人に迷惑をかけることになるんじゃないか」

わたし自身、
いろいろな心の声が聞こえて、
周囲の人たちに助けを求めるまでは、とても怖かった経験があります。

でも、
姉を含め、周囲のひとに頼ることで
仕事と介護の両立ができるようになった。

そして、
頼ったことで
周囲の人、
守りたかった家族が笑顔になることを体感しています。

人に頼れなかった経験があるからこそ、
断言できます。

人に相談すること、

頼ることは甘えではない!


ええかっこしい(いい人にみられたい!)を辞めませんか?

わたしたちは、
家族のために
もう十分がんばってきました。

もういいんです。
いいひとでいる必要はないんです。

勇気をもって、
みんなで、”ええかっこしい(いい人にみられない!)”を辞めませんか?
「ちゃんと介護する人」
「いい人でいる」のはもう終わりして、

あかんねん!

ダメやねん!

できへんねん!!!
周囲に、

かーーーっこ悪い自分を見せて
誰にも見せたくないような
情けナーーーイ自分をさらけ出して

もっともっと、甘えてみませんか??

苦しいのは、わたしたちがまだあきらめていないから!

わたしも、
今もたくさんの悩みを抱えています。

かっこ悪い自分を
人に見せられなくて、苦しくなるなるときも!

苦しくて、苦しくて、泣き叫ぶ夜もあります。

でも、そのとき、
思い出す言葉があるんです。

恩師の言葉。

「苦しいのは、まだあなたがあきらめていないから」
苦しいのは、
わたしたちが、まだあきらめていないから。

家族の笑顔も、
自分の人生も、

まだあきらめていなから!!!

だから、

あきらめずに、追い求めませんか?

自分の時間を大切にしながら、
家族のことも大切にできる方法を!

苦しい時は、
人に頼るチャンス!

介護をしていることで、

あなたの人生をあきらめないで。

いつでも、相談してください。

あなたの声を、待っています。

 

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介護者メンタルケア協会代表 橋中今日子

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